be動詞の現在形とは?一般動詞との違いは?

be動詞の現在形

be動詞とは?中1で学ぶ基礎英語

be動詞とは中学1年生で学ぶ基礎文法ですが、大人の英会話学習でも最初に復習すべき重要なポイントです。
この記事では、be動詞の現在形について、わかりやすく解説します。
さらに、be動詞の使い分け表be動詞のプリント問題も用意しています。
最後まで読み進めると、be動詞の肯定文・否定文・疑問文を完璧にマスターできます!

be動詞の意味

be動詞は「~です」という「状態」や「~にいます」「~にあります」のような「存在」を表します。
現在形には「am」「are」「is」の3種類のbe動詞があり、この3種類は元々beという動詞から変化したもので、これらをまとめてbe動詞と呼んでいます。
またbe動詞の種類は全8種類となっており、今後学習を進めると、あと5種類でてきます。
まずここでは、現在形には「am」「are」「is」の3種類があることだけ覚えておいてください。

1.状態を表す「〜です」

I am an office worker.
私は会社員です。

You are a doctor.
あなたは医者です。

be動詞によって、主語がどんな状態なのかを表しています。

2.存在を表す「〜にいます」「〜にあります」

I am in the class.
私は教室にいます。

The exam is tomorrow.
試験は明日あります。

be動詞を使って「教室」や「試験」といった存在を表現しています。

be動詞の使い分け表

be動詞の現在形には3つの種類がありましたね?
この3種類のbe動詞は、下記の表の通り、主語によって、使うbe動詞が決まっています。

主語be動詞
Iam
You もしくは 複数are
単数is

主語が
「I」のときは「am」
「You」または「複数」の人やモノのときは「are」
「IとYou以外の単数」のときは「is」を使います。

それでは例文を見ていきましょう。

< 主語がIの場合 >

I am Ken.
私はケンです。

< 主語がYouの場合 >

You are a teacher.
あなたは教師です。

< 主語が複数の場合 >

We are students.
私たちは生徒です。

< 主語がIとYou以外の単数の場合 >

He is at home.
彼は家にいます。

This is an apple.
これはリンゴです。

このように主語によって、それに続くbe動詞が違うことがわかります。
be動詞の現在形を学ぶ上で、この3種類の使い分けが最重要ポイントになります。
be動詞の使い分け一覧表を見て、必ずマスターしましょう!

be動詞の英文法

1.be動詞の肯定文

< 文法 >
主語 + be動詞 + 〜 .

主語の後にbe動詞がくるシンプルな文法です!
それでは例文を見ていきましょう。

I am in the office.
私はオフィスにいます。

You are a basketball player.
あなたはバスケットボール選手です。

We are travelers.
私たちは旅行者です。

The concert is tomorrow.
コンサートは明日あります。

be動詞の使い分けはバッチリですね?
もしわからなければ、前述のbe動詞の使い分け一覧表をご覧ください。

また、「be動詞」には短縮形があります。

主語 + be動詞短縮形
I amI’m
You areYou’re
He isHe’s
She isShe’s
It isIt’s
KenKen’s
We areWe’re
They areThey’re

この短縮形は使っても使わなくても構いません。
したがって、下記の例文はどちらも正解です。

・I am a student.
・I’m a student.

2.be動詞の否定文

< 文法 >
主語 + be動詞 + not + 〜 .

否定文では「〜でない」を表します。
「not」は「〜でない」という意味の単語です。
肯定文のbe動詞の直後「not」をつけるだけで、否定文が完成します。
例文を見ていきましょう。

I am not Japanese.
私は日本人ではありません。

You are not in the toilet.
あなたはトイレにいません。

We are not writers.
私たちは作家ではありません。

English class is not tomorrow.
英語の授業は明日ではありません。

be動詞の使い分けは肯定文と同じで、be動詞の直後「not」をつけるだけです!

また、この「not」にも短縮形があります。

be動詞 + not短縮形
is notisn’t
are notaren’t

ちなみに、「am not」 の短縮形は、地方の方言として使われていることもありますが、標準的には使いません。

3.be動詞の疑問文

< 文法 >
be動詞 + 主語 + 〜 ?

疑問文では、「〜ですか?」「〜にいますか?」「~にありますか?」を表します。
be動詞を文頭に持っていき、「ピリオド」を「?」に変えるだけで疑問文が完成します。
それでは例文を見ていきましょう。

Am I American?
私はアメリカ人ですか?

Are you at the library?
あなたは図書館にいますか?

Are we engineers?
私たちはエンジニアですか?

Is the announcement tomorrow?
発表は明日ですか?

疑問文は主語とbe動詞が逆になるので気をつけてくださいね!
be動詞の使い分けは、肯定文や否定文と同じです。
次は答え方を見てみましょう。

< 文法 >
は い:Yes, + 主語 + be動詞 .
いいえ:No, + 主語 + be動詞 + not .

< 疑問文 >
Are you in the class?
あなたは教室にいますか?

< 答え >
は い:Yes, I am.
いいえ:No, I am not.

ここで注目ポイントです!
会話の流れの中で、「あなたは教室にいますか?」→「はい、そうです。(=私はいます)」のように主語が「あなた」から「私」へ変わっていることがわかります。
このような場合、質問に対して答えているのは「私」だから主語は「I」になります。

次に主語が変わらないパターンを見ていきましょう。

< 疑問文 >
Is he Ken? 
彼はケンですか?

< 答え >
は い:Yes, he is.
いいえ:No, he is not.

この例文は、主語が「彼」から変わっていないですよね?
なので答えの文も「he」となります。
こちらの方がわかりやすいですね!

最後にもうひとつ例文を見ていきましょう。
ここまでは「主語=人」の文でしたが、「主語=物」になるとどうなるのでしょうか?

< 疑問文 >
Is this an apple?
これはリンゴですか?

< 答え >
は い:Yes, it is.
いいえ:No, it is not.

このように「物が主語」の場合は、「it」で答えます。

be動詞 プリント問題

問題:(  )に適切な語句を入れましょう。

1. 私は教師です。
  I (  ) a teacher.

am

2. あなたは教室にいます。
  You (  ) in the classroom.

are

3. 彼は私の友達です。
  He (  ) my friend.

is

4. 彼女はとても幸せです。
  She (  ) very happy.

is

5. ケンは学生です。
  Ken (  ) a student.

is

6. 私たちは友達です。
  We (  ) friends.

are

7. 彼らは家にいます。
  They (  ) at home.

are

8. 私は教室にいません。
  I (  ) (  ) in the classroom.

am / not

9. あなたは生徒ではありません。
  You (  ) (  ) a student.

are / not

10. 彼は友達ではありません。
  He (  ) (  ) a friend.

is / not

11. 彼女は家にいません。
  She (  ) (  ) at home.

is / not

12. 会議は明日ありません。
  The meeting (  ) (  ) tomorrow.

is / not

13. 私たちは医者ではありません。
  We (  ) (  ) doctors.

are / not

14. 彼らはレストランにいません。
  They (  ) (  ) at the restaurant.

are / not

15. あなたは医者ですか?
  (  ) you a doctor?

Are

16. 彼は教室にいますか?
  (  ) he in the classroom?

Is

17. 彼女は友達ですか?
  (  ) she a friend?

Is

18. 試験は明日ありますか?
  (  ) the exam tomorrow?

Is

19. 私たちは友達ですか?
  (  ) we friends?

Are

20. 彼らは生徒ですか?
  (  ) they students?

Are

21. これはリンゴですか?
  (  ) this an apple?

Is

コラム 海外旅行で役立つbe動詞

だいたいの人は中学1年生の1学期にbe動詞を習うと思います。
こんな基本中の基本であるbe動詞ですが、実は日常会話では頻繫に使います。

私は海外旅行が趣味で、これまでに20ヵ国ほどの国へ訪れました。
母国語が英語でない国でも、観光地では英語が話せる方がたくさんいて、会話は英語でやり取りすることがほとんどです。
そのような中で、よく使うのがbe動詞です。
異国ではわからないことがたくさんあります。
例えばこんなフレーズを言います。
「What is this?(これは何ですか?)」「How much is it?(いくらですか?)」など。

ちなみに、「What」や「How」は疑問詞といわれるもので、より具体的な内容を質問するときに使える便利なワードです。
疑問詞は今後学習する内容なので、楽しみにしていてくださいね!

まとめ

今回はbe動詞の現在形について、わかりやすく解説しました。
be動詞の現在形は全部で3種類でしたね?
そして主語によって、be動詞を使い分ける必要がありました。
忘れてしまった方は、もう一度be動詞の使い分け表を見て復習しましょう!
次回は一般動詞の現在形について解説します。
それでは良い英語学習を!

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